親知らずを抜いた話

※注意※

タイトルから想像される通り,痛い話です.

 

 

 

火曜日の午後.

親知らずの1本が横に生えてきてしかも虫歯だということで,大学病院で抜いてもらった.

初めに麻酔を打った.

何本か打った.

歯茎から唇までが奇妙な感触になった.

麻酔が効くまで少し待ってから手術に入った.

歯茎を切って歯を取り出すと言ってしまえば簡単に聞こえるが,実際は歯を割ってから取り出さなければならない.

そのため,削る音,ヒビを入れる音が交互に聞こえた.

目は開けていたが口が見えるわけないので,想像するしかなかった.

麻酔は効いていたはずなのに,何かを歯に押し込まれるときが一番痛かった.

我慢できると伝えたため,追加で打たれることはなかった.

歯がバキュームに吸い付く音がした.

4針縫って終わった.

正確には覚えていないが,作業自体は30分くらいであったと思う.

麻酔が効いていたのと,傷を刺激してはいけないと思ったので,その日は口が半開きだった.

アホっぽい顔をしていたと思う.

これまでも何度か歯を抜いたが,今回が一番痛かった.

今もまだ痛む.

やはり歯は大切にせねば.